国内の観光産業の振興のために、カジノ構想を推進している石原慎太郎都知事は6月13日、都内お台場の臨海部に仮設の施設を作り、大規模なカジノ実験を行う計画について、「現行法の枠内では無理」として、断念する考えを明らかにした。
同日開かれた定例会見で石原知事は、カジノゲームで景品を提供することはすることは風営法で禁止されているほか、景品表示法でも懸賞景品の上限が制限されると説明。
風営法に対し、「やっぱり無理ですな、国の頭が固すぎて。やっても刺激のあるものにならない。人間は、当たったら最後にはお金が返ってこないと満足しない。それを合法化しないと」とコメントしている。
ただ、カジノ構想は今後も推進していく構えだ。