4月22日、日本遊技産業経営者同友会(松岡英吉会長)の第10回通常総会が赤坂プリンスホテル(東京都千代田区)において開催された。
総会に先駆けて、エース総合研究所の平野宏会長が「ラスベガスカジノの法体系と運用パチンコ業界との比較」をテーマに掲げ講演した。
引き続き、松岡会長が挨拶を行い、
「パチンコは廃墟のなかから立ち上がり、一般の国民に働く意欲を与え大衆娯楽として貢献してきた。しかし、ホール経営者が娯楽の一線を越え、賭博業としての営業を迎えることになればパチンコは悲惨な状態になる」
と厳しく現状を戒めた。
総会に入り、平成14年度事業報告では、青年部会の設立、夏期合宿研修会の開催、同友会のメールマガジン発刊などの成果が発表されほか、平成14年度収支決算、監査報告、組織改編、委員会担当役員、平成15年度事業計画、収支予算などの各議案が承認された。
なお、組織改編では経営対策委員会から新たに営業対策委員会(東野昌一委員長)を新設し、青年部会も含めて計8委員会になったことが報告された。懇親会には平沢勝栄衆議院議員、警察庁生活安全局生活環境課の若田課長補佐らが来場し祝辞を述べた。