回収交渉“難航”きわめ、対応を県遊協一任へ

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 爆裂機の回収をめぐり、メーカーと回収条件に関する交渉を行ってきた全日遊連は先ごろ、交渉が事実上、決裂したのを受け、回収の具体的な対応策を傘下各県遊協に一任する方針を伝えた模様だ。

 今回の方針は、サミーならびに同社子会社ロデオ2社との交渉が合意に達しなかったことを踏まえたもの。2社から回収要請のあった機種は『アラジンA』(サミー)、『サラリーマンキンタロウ』(ロデオ)、『サンペイ』(サミー)の3機種で、『ミリオンゴッド』の製造元であるミズホは含まれていない。

 『サンペイ』が回収対象機に示されたのは今年に入ってから。昨年中は『アラジンA』『サラリーマンキンタロウ』の2機種に限られていた。当時示された回収条件は、下取り、または、年内一杯を期限とする無償交換用の代替機との交換で、『アラジンA』には『アラジンS』、『サラリーマンキンタロウ』には『サラリーマンキンタロウS』の両『S』機がそれぞれ用意された。『アラジンA』の下取り価格は台当たり15万円だった。

 しかし同条件による回収が進まなかったことから2社は1月中旬、条件面でさらに譲歩するとともに、『サンペイ』を回収リストに追加。計3機種に関する下取りおよび代替機種との交換を柱に、新たな回収条件を提示している。

 今年第一回目の条件提示で大きく違ったのは、3月末日を期限に自社製限定だった下取りと代替機種交換をいずれも相互対応に改めた点。『サラリーマンキンタロウ』のケースで説明すると、同機の下取りに製造元のロデオに加え、サミーもこれに応じるほか、代替交換でもサミーブランドとの交換も可能にした形だ。ただ代替交換に新たに費用が伴っているのは交換機種をすべて4.5号機に変更したため。前出の両『S』機は4.1号機に該当していた関係で、販売期限が昨年一杯に区切られていた。

 その後、回収条件の追加提示が2月中に少なくとも3回にわたって行われている。しかし、サミー、ロデオの2社は、全日遊連の理解は引き出せなかった模様だ。

 2月中の3回にわたる見直しで現在までにわかっている2社から提示されている最終的な回収条件は下記参照。

 一方、日遊協は傘下加盟パーラーに対し、今回のサミーならびにロデオ側の申し出に協力するよう2月25日付の文書で呼びかけているが、注目されるのは『ミリオンゴッド』にも触れている点。前日24日、ミズホの安藤社長から次の説明を受けたことを報告している。「『ミリオンゴッド』を取り外すことを条件に、3月末日までにエレコ社製『花火百景』の契約を行った場合、最優先で納入します。(価格面については)統一した価格提示はできない」

 ※日遊協の25日付文書で3月以降の契約分交換費用が全日遊連側に示された4月以降までの契約分交換費用と同額になっていたのは、この日までにサミー、ロデオから提示された条件がそうなっていたため。その後2社は2月末日の契約を前提にした費用条件を3月末日までに延長する措置をとっている。

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