東北遊技機商業協同組合(木村一雄理事長)は1月24日、ホテルニュー水戸屋(宮城県仙台市)にて新年研修会及び懇親会を開催した。
冒頭挨拶に立った木村理事長は今年の課題について、
「不正改造遊技機の摘発事犯が後を絶たない。社会的信頼を得るためにも、安心且つ安全な大衆娯楽への回帰を目指し、理事会を中心に組合員一丸となって全力で邁進していきたい」
と述べ、業界の新たな認識の必要性を促した。また、研修会で講師を担当した宮城県警察本部生活安全部生活環境課の芳賀敏郎係長は不正機問題に触れ、
「昨年5月には不正機事犯として販売商社の社員を含む7人を逮捕、現在継続して捜査を進めている。犯罪撲滅には警察の力だけでは無理であり、日遊協の組織したPSIOは大変意義がある」
と説明。さらに中古機問題に対しても「2000年から施行された中古機の新流通システムにより、販売商社の果たす責任は大きくなった。その運用に問題があれば制度を認めるわけにはいかなくなる。今後も確実なシステム運用を行ってほしい」と新制度の適正運用を改めて強調した。
続く講話では宮城県警察本部生活安全部生活環境課の板橋晃一課長補佐も先頃問題になっている爆裂機問題、広告・宣伝自粛等について言及、更なる協力を呼びかけた。