マルハン、過労死訴訟で和解

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 パーラーチェーン大手のマルハンが経営する《マルハン小牧店》=愛知県小牧市=に勤務していた新入社員の男性(当時23歳)が自殺したのは過労が原因として、男性の両親が同社の韓昌祐会長に計約1億8000万円の損害賠償を求めていた訴訟で、原告と被告が名古屋地裁で和解していたことが分かった。12月9日付け中日新聞などが報じた。

 和解内容を公表しないとの条件が付いているため詳細は不明だが、マルハン側が相当額の支払いに応じたとみられる。

 男性の両親は今年3月、名古屋地裁に提訴しており、関係者によると11月中旬に和解が成立したという。

 訴状によると、男性は昨年3月にマルハンに入社、小牧市の新規大型店に勤務した。接客や台の入れ替え作業など、早朝から翌朝までの長時間勤務をさせられたり、指導のないまま不慣れな仕事を任されたりして、疲労や睡眠不足からうつ状態となり、同年6月26日に社員寮で自殺に追い込まれたとしている。

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