釘幅測定器の特許裁判、和解で円満解決

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 釘幅測定器システムの特許を侵害しているとして、ジャパンシステム・アドバイス(以下JSA)がオフィスジャパンに対して遊技管理システムの販売差し止めを求めていた裁判で、被告側のオフィスジャパンは10月4日、会見を開き、9月10日に和解にて円満に解決したことを伝えた。

 会見に臨んだ坂本元事業本部長は、「今後、弊社のパチンコホール用遊技機管理システム『スーパーチャンサ&チャンサ君』等はJSAらから特許権に基づく製品製造・販売の停止、製品および半製品の廃棄、特許料の請求等をさえるおそれはなくなった」などと述べた。

 この訴訟は、オフィス社が製造・販売する釘幅測定器『スーパーチャンサ&チャンサ君』がJSAの所有する「遊技機用釘間隔測定器、遊技機管理システムおよび遊技機管理プログラム」の特許を侵害しているとして、昨年10月にJSAがオフィス社を相手に提訴、オフィス社に『スーパーチャンサ&チャンサ君』等の製造・販売の停止等を求めていた。オフィス社では特許を侵害していないことを主張する一方で、JSAが所有する特許自体が無効にあたるとして2月19日に特許庁に特許無効審判を請求していた。

 なお、当日の会見では和解に至った経緯や条件についてのコメントは差し控えられたが、東京地裁の公判記録によると、6月15日にオフィス社の特許無効審判に対して特許庁がJSAの特許を無効とする通知を出していた。

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