日電協の國嵜理事長は10月20日、都内のホテルで開かれた全商協15周年記念式典の懇親会で、席上で同日午後に日電協役員会を招集し、新規則に基づく新要件機への対応について協議したことを明らかにした。
國嵜理事長は、「新規則がすでに施行されている中で、本来なら解消されているべき諸問題がいまだ解消されずに今に至っている。とくにそれは回胴式遊技機において顕著だ」と述べ、新要件機の開発が難航している現状を示唆するとともに、「変わったステージ(新規則)にも立派に通用する回胴式遊技機を作ろうではないないかということを本日の役員会で決議した。示された規則改正の中身に正面から取り組んでいきたい」と強調した。
新要件パチスロ機は、従来に比べスペックダウンの方向性が確定している。その影響から現在までに適合機種は出ていないが、同日の発言は、狭められた範囲内に対応、その上で市場性を追求する姿勢を改めて示したものだ。
来年1月中旬に予定される産業展への新要件パチスロ機の出展が間に合うかどうかが注目される。