周辺機器市場は堅調、矢野研が市場分析

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 矢野経済研究所は7月26日、2003年7月〜2004年6月までのパチンコ関連機器産業の最新市場動向を分析した『2004年度版パチンコ関連メーカーの動向とマーケットシェア』(B5版535頁)を刊行した。

 同書はパチンコ関連機器市場全体について、「パチンコ関連機器市場の規模は1兆8120億円3200万円となり、対前年比24.7%と大幅な増加を示した。関連機器市場はパチンコホールの店舗投資に対する需要増加と、新製品のヒットが出たことにより、全体的に拡大基調となった」と分析している。

 各市場の詳細では、パチンコ機市場が6707億5500万円と前年比で19.5%増。要因として、三洋物産の「CR新海物語」シリーズのメガヒットにより、旧型機種との入替えが活発になったほか、パチンコ機メーカー各社から発売される新機種のタイトル数が急増した点を指摘している。また設置機種のライフサイクルの短縮化、遊技機購入のコスト増などを指摘し、「パチンコホールにとっては決して望ましい状況とは言い切れない」としている。

 一方、パチスロ機市場は5254億9400万円で前年比32.5%増。こうした急伸の背景には、「サミーからの『北斗の拳』という史上最大のヒット機の登場が大きく影響している…今後は淘汰と再編を伴う厳しい経営環境が待ち受けているものと言わざるを得ない。遊技機規則の改正を機に射倖性の抑制が続くため強大な経営資源・開発資源を持つサミーを軸としてメーカー構図が劇的に変わっていくであろう」と予想している。

 また周辺機器市場では、遊技機に付随する部品市場が推計で2300億円規模で前年比プラス540億円(21%増)。計数管理のコンピュータ市場は130億円弱でほぼ横ばいとなっている。景品POSシステム市場は37億円と微減状態になる一方で、玉貸機市場は設備リニューアル需要によって前年までの流れから一転、前年度に比べて13.5%増の85億円まで回復した。さらにメダル補給機器・システム(150億円)や台間メダル貸機(118億円)の分野は、パチスロ機増設の流れを受けてそれぞれ30%近く増加、音響/セキュリティ機器システムの分野も犯罪増加への対応が進むことにより、需要が安定し堅調に推移しているという。

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