JSAが新ゲージ画像処理システムを発表

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 ジャパン・システム・アドバイス(広島市/石崎重道社長)では3 月4 日、上野の東京営業所で新製品『寄セ丸』(ゲージ画像処理システム)の発表記者会見を行った。『寄セ丸』は4月1日からの発売予定。

 この『寄セ丸』の最大の特長は、目視ではなかなか識別できない遊技盤整備上のわずかな誤差を画像上で表示し、台ごとのバラツキ感の排除に貢献することにある。

 会見の冒頭あいさつした石崎社長は、「当社はかねてより『大きなアバウトから小さなアバウトへ』をキャッチフレーズに製品の開発を進めてきた。過去、遊技盤整備で名人といわれた方々の手法を採り入れ、整備に必要な技術習得にかかる時間を少しでも短縮できるようにという、そういう思いが込められている」と開発コンセプトを説明。最上の出来に仕上がった遊技盤の上にセロハンを重ねて釘頭をマーキング、他の台の整備と比較して整備を行ったという、かつての名人の技術から発想されたものだったことを明かにした。

 石崎社長によると、遊技盤整備の世界には「3K」(感性、経験、勘)の3つの要素が求められるという。ただこれら要素をすべて習得するには「10年はかかる」(同)とも言われており、寄セ丸では3Kのうち経験と勘の習得時間を短縮させる目的・効果が狙いだ。

「とくに寄せ釘の部分は頭(釘)の10分の1のズレでスタートに大きく影響することがデータ上でも確認されている。頭の大きさはわずか4ミリ、その10分の1といえば0.4ミリだ。しかしこのわずかな誤差が遊技盤整備の世界では極めて重要で、こうした誤差もきちんと識別できる仕組みを今回完成させた」(同)。

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