都遊協、認定作業の説明会実施へ

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 東京都遊技業協同組合では3月24日、東京・市ヶ谷の遊技会館において3月度理事会を開催し、規則改正に伴う今後の対応などを検討した。

 とくに『新海物語』シリーズの認定申請作業の見通しについて事務局が、三洋物産による検査作業は5月のゴールデンウィーク明けから6月下旬までで予想されること、その際、基板はプラスチックカバーで封止されること、都内は店舗数・台数が多いため「2段階方式」の実施が想定されることなど、現時点での確認状況を報告した。一方で、多くの組合員が認定作業について十分に理解していないことが想定され、また「申請書類」に一部でも不備があれば全台認定できない可能性や三洋物産が実施する検査作業の際に店舗責任者が不在のときは検査ができない場合も考えられることから、改めて店舗関係者を対象にした認定についての説明会を実施することを決定した。説明会は4月8日に東京・新宿区の『ホテル海洋』で13時30分から2部制で実施する。

 また、三洋物産による検査作業日は、作業の円滑な進行とファンの混乱の回避、検査時間帯による不平等の解消のために終日『新海』コーナーの営業を停止することで基本的に合意した。ただ、多層階で多数の『新海』を確保している店舗で検査作業が一日では終了しない場合や、万が一検査作業の終了後に営業を再開するケースも考えられるため、詳細については執行部による継続審議となった。また、検査作業の際に立ち会う人選については、原則、各地区組合の組合長、副組合長を主体として組合内の店舗数に応じて人選し、三洋物産の検査に協力することとした。

 一方、非組合員の『新海』の認定申請希望については受け入れることとし、手数料は全日遊連が示す「認定台数×2000円」を徴収することとした。なお、3月24日時点で都遊協に認定希望を申請した非組合員は17店舗で、そのうち3店舗は今回を契機に組合加入を決定したことも報告した。

 理事会ではその他、「心の東京革命推進協議会」や東京都が青少年健全育成の一環として実施している「親子の絆コンサート」に対して今年も協賛することで決議した。協賛金額は前年同様の約350万円。コンサートは来る10月16日に文京区の「文京シビック小ホール」で、10月30日に立川市の「アミューたちかわ小ホール」でそれぞれ開催される予定。

 また各委員会からの報告事項では、経営委員会が首都圏リサイクルシステムの3月度の利用状況が運用開始から初めて単月で黒字となることを報告した。同システムで都遊協の指定運送会社となっている多摩運送の相沢氏は「昨年からパチスロ機の新台輸送を開始したのが利用の増加につながっている」と述べ、引き続き、システムの積極的な利用を促した。

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