記者会見の冒頭、岡田和生社長は、「今後、マラソンという世界で応援する役割を担っていきたい。若い人たちが一生懸命に走ることは、世の中においても一番必要なこと。その精神力、あるいはその雰囲気というものを、当社に取り入れ、社内に創り上げたいとも思っている。そのために今回アルゼアスリートクラブを設立した」と力強く挨拶。
続いて挨拶に立った小出監督は、「長年陸上競技に関わってきたなかで、今、仕上げの段階にきている。今まで様々な方々にお世話になってきたが、ここでもう一踏ん張りして、世界的な選手をつくっていきたいという考えをずっと持っていた。色々模索していたが、今回アルゼからの協力を得られることで、環境面においても思う存分の事ができる。まずは駅伝に出場し、段々上へ上へと目指しながら仕上げを行いたい」と今後の抱負を明かした。
アルゼアスリートクラブには、佐倉アスリート倶楽部の那須川瑞穂、堀江知佳、佐藤直子、建石佳代子、山口麻衣子の5選手が所属する。
今後の活動は、1月25日に行われる2004大阪国際女子マラソン大会への那須川選手の出場を皮切りに、3月14日に行われる2004名古屋国際女子マラソン大会への堀江選手の出場を予定。また、年末に行われる全日本実業団女子駅伝への出場など、今後行われるオリンピックや陸上競技の世界選手権等への出場も視野に入れ、活動を行っていくことが発表された。