パチンコは「ワースト2」、脱税体質さらに悪化

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 国税庁は11月、Webサイト上で「平成16事務年度における法人税の課税実績について」を発表。「不正発見割合の高い業種」、「不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額の大きな業種」ともにパチンコが第2位にランクされた。

 「不正発見割合の高い10業種(小分類)」として第1位の「バー・クラブ」(57.3%)に続き、「パチンコ」は順位では前年度と同様、ワースト第2位にランクされたが、不正発見割合でみると前年度比2.8ポイント増の50.3%と悪化した。

 また、「不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額の大きな業種(小分類)」でも、「鉄鋼製造」の6525万6000円に続き、パチンコは第2位(前年度第3位)の4206万2000円(前年度392万6000円)と悪化した結果が報告されている。

 前年度はほぼ横ばいとなった業界の脱税体質は、平成16事務年度では改善が見えないばかりか、さらに悪化に拍車を掛けている深刻な実態が浮き彫りとなった。

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