新要件機への不安はギャンブル性の上昇

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 矢野経済研究所(石澤一未社長)は3月30日、昨年11月から市場投入された新要件パチンコ機に関するファンアンケート調査結果(ダイジェスト版)を発表した。

 このアンケートは、同社インターネットアンケートシステム「パチンコファンドットコム」を活用して2月24日〜3月2日の7日間にわたって実施したもので、今回は男性389名、女性214名、計603名のパチンコ・パチスロ遊技客から回答を得ている。

 それによると、新要件機を実際に遊技するまで規則変更に期待していた点として複数回答を求めた結果、「高い連チャン性・継続率」がトップ回答の65.3%を示し、多様性への期待派は「ゲーム性の幅が広がる」(21.7%)と「新しいジャンルへの期待」(27.2%)をあわせても48.9%にとどまっていたことが分かった。

 一方、規則変更に対し不安を感じていた点では、同様に、「投資金額が高くなる」(67.3%)、「大当たり確率が低くなる」(62.7%)と、ギャンブル性の上昇を指摘する回答がともに突出して高い比率を示したことも分かっている。

 また、単数回答を求めたアンケート実施時点での規則改正に対する印象では、「どちらとも言えない」の55.1%が断トツ。ただし、規則改正「前」のほうが良いの32.2%が、規則改正「後」のほうが良いと答えた12.8%に、倍以上の差を付けていた点が注目された。

 調査結果の詳細は3月30日に同社から発刊された『ひと目でわかるパチンコ新基準機の傾向と効果的な店舗演出』(A4版240頁)にまとめられている。

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