昨年暮れに保通協に申請されていた「ノズル式新ユニット」の1機種が1月下旬に検査をパスしていたことが明らかになった。
トップを切って検査をパスしたのは認証協所属の1メーカーが開発した「ノズル式新ユニット」。新ユニットの保通協の持ち込みはほかに同じく認証協所属の先行メーカーら数社が行っているとされ、これについても近く結果書が交付される見通しだ。結果書が全国の都道府県公安委員会に通知されると、この新ユニットは、新・旧要件機をとわず、すべてのCR機に接続することが可能になる。
この検査は従来の型式試験には含まれないユニット単独の検査で、CRユニットは新規則によって従来の遊技機本体との一体型式から解放されたが、旧要件CR機との接続については一体型式という旧規則の定義が踏襲されたため、昨年6月30日までだった旧規則期限内に旧要件CR機と一体で保通協に持ち込むことが原則として求められたが、現実には期限内の申請は間に合わなかった経緯がある。
今回の単独検査は、そうした事情に配慮した行政側の特別の計らいによるもので、この検査にパスすることを条件に旧要件CR機との接続を認める条件緩和の方針が示されていた。