フィールズ、A・猪木氏の商品化権を契約

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 プロレスリングの興行ビジネスを展開する新日本プロレスリング(株)(本社/東京都目黒区・サイモン・ケリー猪木社長)を子会社に持つ(株)ユークス(本社/大阪府堺市・谷口行規社長)は10月18日、パチンコ業界最大手の遊技機商社であるフィールズ(株)(本社/東京都渋谷区・山本英俊社長)とアントニオ猪木氏に関する商品化権使用許諾契約を締結したことを発表した。東京証券取引のホームページ上で公開されている適時開示情報閲覧サービスに掲示された。

 新日本プロレスはアントニオ猪木氏をはじめ数々のスター選手を輩出してきた我が国を代表するプロレス団体として知られるが、昨年11月、敵対的な買収を阻止する目的からユークス社の傘下に入っていた。

 一方のユークスはコンピュータソフトウェアの企画、開発、製造および販売を目的に1993年に設立。国内市場でプロレスゲームをメジャージャンルに押し上げた実績を持つ実力派ソフト会社で、2001年12月には大阪証券取引所の新興企業向け市場のヘラクレスに上場。新日本プロレスとは一昨年からプロレスゲームの領域で良好なパートナー関係を構築していた。

 ニュースリリースによると、今回の契約締結についてユークス社は、「フィールズは業界屈指の全国販売網を有するパチンコ・パチスロ機の販売事業を中核的な強みとする遊技機流通商社。また、商品化権などのライツを基に商品の企画・開発を行い、遊技機をはじめとする多様なメディアへ幅広く展開する『デジタルコンテンツ』事業に取り組んでいる」と高く評価。「(子会社の)新日本プロレスはフィールズに対し、“アントニオ猪木”こと猪木寛至氏に関する肖像権、著作権、パブリシティ権等のパチンコ・パチスロ機に関する独占権をサブライセンスした」と明記している。

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