業界のシンクタンクで知られる(株)エンタテインメントビジネス総合研究所はこのほど、同社が毎年まとめている「パチンコ参加実態調査」の2007年版の速報リリースを発表。05年7月から06年7月までの約1年の間にパチンコ・パチスロ機を1回以上プレイしたことのある遊技参加人口(推計値)が前年比261万人(16.25%)少ない1345万人と、95年の調査開始以来、最低を記録したことを伝えた。
この調査は今年7月下旬から9月中旬にかけて実施されたもので、一般から回収した6256の有効回答がベースになっているが、これを基に推計されたのが今回の結果で、国民のPS参加率も前年比2.5ポイント減の12.6%と推計されている。
とくに参加率が減少しているのは「団塊の世代を含む50代」で、50代男性では前年比8ポイント減の15.5%、60代以上の男性は同3.9ポイント減の8.7%。50代女性では同1.4ポイント減の5.6%、60代以上の女性は同0.3ポイント増の4.3%と、60代以上の女性を除くすべてで前年比減となり、なかでも50代男性の落ち込みぶりが突出していたことが分かっている。
またパチスロファンが大幅に減少している点も目立っており、前年調査より64万人(31.0%)も少ない144万人との推計値が示されている。
詳細をまとめた「パチンコ参加実態調査2007」は来年1月末に刊行予定。