松山のパーラー、営業停止処分に行政訴訟

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 不正にメダルが抜き取られる事案が相次いだことへの対抗策としてパチスロ機の貯留メダル精算ボタンの配線部品を愛媛県公安委員会の承認を受けずに取り外していた愛媛県松山市内の系列2店舗の経営法人(松山ニューグランドホテル/浅海直弥代表)を松山区検は9月11日までに風適法違反(遊技機の無承認変更)の罪で松山簡裁に略式起訴、罰金30万円を求刑。また同社とコンサルタント契約を結んでいたP-TRUST(東京・市ヶ谷)の中嶋淳社長を同じく同法違反罪で罰金20万円を求刑した。9月12日付愛媛新聞が報じた。

 報道によると中嶋社長は同社社員と店側の従業員ら6人と共謀し、2005年12月から06年1月にかけてPOWER STATION小栗店(松山市小栗)と同・久米店(同市来住町)の2店舗に設置されていた計389台のパチスロ機の配線を県公安委員会の承認を受けずに取り外し、貯留メダルの精算をできなくしていた罪に問われている。

 一方、県公安委員会は9月7日までに問題の2店舗に対して2ヶ月間の営業停止処分を決定していたが、これに松山ニューグランドホテル側は代理人を通じて「刑事処分が決まらないまま行政処分を決定したのは遺憾」とするコメントを発表。9月8日付同紙では、「翌8日までに松山地裁に処分執行の差し止めを求める仮処分申請と処分の不服申し立てを行う方針」と伝えていたが、12日付同紙によると同ホテル側はすでに仮処分申請と行政訴訟を松山地裁に起こしていると報じている。

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