5月に入り相次ぐパーラーの不正事案

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 改正風適法が施行された5月に入ってから、パーラーが相次いで摘発されている。

 5月11日、茨城県警生活安全総務課などはパチンコ・パチスロを操作して出玉の確率を変更したとして、風適法違反(無承認変更)の疑いで、県内八千代町のパーラー企業・本陣(広瀬俊雄社長)の経営する3店舗の店長を逮捕した。逮捕されたのは、八千代町の《本陣》の店長本名義幸(31)、つくば市の《ベストとよさと店》の店長山本紀志(32)、水戸市の《ロジャース》の店長蒲地浩二(37)の3容疑者。3人はそれぞれ、04年5月中旬〜05年8月下旬にかけて、3店舗合わせて1158台あるパチンコ・パチスロのうち、計225台に、茨城県公安委員会の承認を得ずに付加基板や不正ロムを設置し、出玉の確率を変動させた疑い(東京新聞)。

 また同16日には、北海道警生活環境課などがパチスロ機に裏ロムを取り付けた風営法違反(無承認変更)の疑いで、札幌市西区のパチスロ専門店経営金岡勲(47)、札幌市豊平区の中古遊技機販売業奈良井健一(38)の両容疑者が逮捕された。調べでは両容疑者は共謀し、01年5月〜今年4月頃にかけて、金岡容疑者が経営する札幌市西区のパチスロ専門店《スロットクラブベニー》のパチスロ機計35台に北海道公安委員会の承認を得ずに不正ロムを取り付けた疑い。金岡容疑者は「客を集めて売り上げを増やしたかった」と供述しているという(北海道新聞)。

 さらに、今年2月に広島県呉市内のパーラーでパチンコ計40台の基板を不正なものに交換し、経営会社役員(42)が逮捕された事件に絡み、5月12日、役員と共謀した疑いで福岡県北九州市の遊技機販売業方清志容疑者(60)が風営法違反(無承認変更)で逮捕された。この事件は今年2月16日に呉署員による同店への立入検査で発覚した(中国新聞)。

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