山佐が岡山県営干拓地に物流拠点建設

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 パチスロメーカーの山佐(佐野慎一社長)は来年2月を目処に、岡山県浅口市の県営寄島干拓地に物流センターを操業させる。6月15日、岡山県が発表し、地元マスコミ各紙が報じた。

 山佐は約7.9ヘクタールの土地を9億6300万円で購入。コスト削減のため、県内に点在する物流拠点を集約する。

 県議会定例会の議決を経て売買契約を結び、今年9月に着工、来年2月に操業を開始する予定。同干拓地が造成された1983年以来、民間企業が進出するのは初めて。

 物流センターは鉄骨平屋建てで延べ床面積は3万平方メートル程度。パチスロの保管や出荷などに活用する。従業員は90人程度を見込む。山佐は08年9月までに順次、物流センターの増築などの施設整備を進める、としている。

 寄島干拓地は岡山県が農業用地として造成を終え、84年に多目的利用に変更。これまで土地の一部には市の公園や老人保健施設が建設されたが、軟弱な地盤の改良に時間がかかり、企業などの受け入れ態勢づくりが遅れていた。

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