警察庁生活環境課は3月14日付で、業界関係団体に『ぱちんこ遊技機等の販売業者による不正改造事犯の防止について』と題した文書を通達した。
文書では、遊技機の不正改造事犯が後を絶たない状況を指摘したうえで、「最近の不正改造事犯をみるに、販売業者が遊技機の不正改造に関与したり、むしろ販売業者が営業者に積極的に不正部品を売り込んで不正改造を敢行したりする事犯が散見されるところである。これでは、不正防止の機能を果たすべき販売業者が、かえって不正改造を助長しているのではないかと非難されても仕方がないのであり、誠に遺憾である」と、販売業者による不正改造関与を厳しく非難。
また、販売業者団体の全国遊技機商業協同組合連合会と回胴式遊技機商業協同組合に対しても「業界団体の存在意義そのものが問われる状況にある」と厳しく言及したほか、「関係業界団体及び各販売業者にあっては、自らの存在価値が問われているという危機的現状を十分に認識し、不正防止の徹底に努められたい」と不正防止の対策を講じるよう強く求めた。