アルゼがセタを完全子会社化へ

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 アルゼ(余語邦彦CEO)では連結子会社である(株)セタの全株式を取得し完全子会社化する方針を、10月3日に行われた取締役会にて決定した。

 セタにおいては、本来平成19年3月期に計上すべきではない売上を、書類の改ざん等による不適正な決算処理により同期決算に組み込んでおり、その金額は調査の結果8億に上ると推計されている。事態発覚後、セタが社内コンプライアンス委員会を立ち上げ詳細な調査を行った結果、元専務取締役の強い指示・命令とこれを積極的に容認した元代表取締役の行為により、平成19年4月から6月にかけて出荷予定であった製品について関連書類を偽造・改ざんし、平成19年3月中に出荷されたかのごとく偽装していた事実があきらかとなった。

 こうした事態をうけアルゼでは、セタが独立性を持ちながら不適切な決算処理が起こり得ない経営体質に改善、アルゼグループの経営戦略に沿った役割を果たしていくことは困難と判断、一方同社を完全子会社化し、同社のパチンコ・パチスロサンド等に係る技術的資産を確保することはグループ全体の利益拡大に必要不可欠であるとして今回の決定に至った。

 なお、完全子会社化の時期、方法等についてはセタが平成19年3月期における有価証券報告書の訂正等を行い、投資家に対する説明責任を果たした後詳細を決定するとしている。

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