「くぎ曲げ」で埼玉のパーラー店長が書類送検

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 埼玉県警察本部生活環境1課と同・飯能署は6月6日、埼玉県飯能市のパーラー経営企業と市内の経営店舗の店長の男性(32)を、パチンコ機のくぎを曲げて玉を入賞口に入りにくくした風営法違反(遊技機の無承認変更)の疑いで、さいたま地検川越支部に書類送検した。「くぎ曲げ」による摘発は埼玉県内で初のこと。6月7日付の毎日新聞等が報じている。

 県警などの調べによると、同店店長は今年3月1日〜5月11日、店内のパチンコ総台数180台のうち62台で埼玉県公安委員会の承認を受けずに入賞口のくぎをハンマーなどで曲げて幅を狭くし、玉が入賞しないよう細工した疑いが持たれている。県警の立入検査で発覚した。店長は「売上を上げたかった」と供述し、容疑を認めているという。

 埼玉県警では今年2月下旬頃、講習会等を通して県内の全パーラーに対し「広告宣伝規制」や「遊技機の釘曲げ規制」、「賞品の買取り、買い取らせ違反」について指導。とくに釘曲げに関しては「ぱちんこ遊技機の製造業者から納品されたぱちんこ遊技機の盤面上に打たれている遊技釘を調整することは違反となる」とし、各パーラーから『指導請書』を徴収していた。

 県内の関係者によると今回の摘発は、「指導がなされていたにも関わらず、釘曲げ行為が改善されていなかったことが原因だろう」としている。

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