大手パーラーのダイナム(佐藤公平社長)では第40期(平成18年4月〜平成19年3月)の決算を発表した。
売上高は1兆1009億100万円(前期比?7.0%)、営業利益は21億3900万円(前期比?84.1%)で、ともに前期を大きく割り込んだ。特に業績不振店舗27店を平成18年10月から11月にかけて休業。これにより生じた帳簿価額の減額等を特別損失に計上したため、当期純利益は32億8400万円の損失となっている。
不振の原因として同社は、積極的に進める低射幸機を中心とした「遊べるコーナー」が現状では市場動向との乖離から客数の増加に結びついていない点、また営業組織上の問題からここの店舗が市場環境の変化にスピーディーな対処ができず、結果的に競争力が減退した点などを挙げている。
なお、不採算により休業した店舗に関しては平成19年以降、営業の再開、営業店舗以外の用途での利用、他社への転貸、あるいは売却などの施策を検討、実施していく。