今回の『CR春一番』は今年に入って西陣が展開していた「和風三番昇舞」の最終章・参ノ舞に位置づけられる。壱の舞『CR花満開』、弐の舞『CR春夏秋冬』に続く完結作だ。
ストーリーは花札の国の美女、春華(はるか)と、彼女に想いを寄せる少年、風雅の恋愛活劇。春華を何とか振り向かせたい風雅による体当たりのアプローチを軸に液晶上で展開される。
ゲーム性の見どころは4種類の擬似連予告。「旋風フラッシュ予告」「連続花札予告」「純愛ムービー予告」「五月雨連続予告」の4種類で、液晶上に輪となって飛び出し、大当たりへの期待感を盛り上げる「花札役物」も注目だ。飛び出した花札役物が高速回転を始めれば期待感は最高潮に達する。
またモード移行ではとくに大当たり終了後に移行する3つのモードがポイント。時短の「黄昏の刻」モード、確変の「至福の刻」モード、確変or時短の「五月雨の刻」モードという内訳で、「五月雨の刻」モードでは時短を抜けても「確変」への期待は継続する。
シリーズ機は全3機種。大当たり確率1/309.7、確変突入率63%(2R確変含む)の『FT』。同1/269.7、同60%(同)の『MT』。同1/79.3、同100%(大当たり終了後8回転まで)の『GL』というラインナップだ。
一方、西陣では昨年秋から世界的デザイナーで知られる山本寛斎氏とコラボレーションを図った「元気主義プロジェクト」をスタート。u和風三番昇舞」もこの一環に位置づけられるが、山本寛斎氏は今回、盤面、大当たり図柄、主人公の春華と風雅の衣装ほか、液晶演出面でも“襖”のデザインをプロデュースした。