今回は本格実施に先駆けたプレコンテストとして、(株)山水、(株)アクセス、(株)エムズ・ユーの3社が参加。「個々の店が大手企業に対抗できるよう力を付けていく」という同会の趣旨に従い、一定の基準に沿ってそれぞれの行動を採点していくという方式ではなく、企業理念がいかに接客に反映されているかをポイントとした。
そのためコンテストも企業理念のプレゼンテーションと実技の2本立て。実技では基本接客の他、クレーム対応などが競われた。
3社は「お客様を第一義に考える」(山水)、「経済的な豊かさと精神的な豊かさの実現」(アクセス)、「ホスピタリティとそれをともに行える仲間作り」(エムズ・ユー)等のテーマに沿って実演。審査員の採点と参加者の投票によって第1位には(株)アクセスが選出された。
今回審査委員長を務めた禰宜猛氏((株)エイチイープロダクト代表取締役)は、
「行動そのものは意味のあるものでなく、だからといって無駄になるものでもない。行動しようという気持ち、よくしていこうという気持ちに意味がある。物事には原理・原則があり、現象ではなく、本質を追求する努力を怠らないで欲しい」と総括。
また見事第1位に輝いた(株)アクセスを代表して山口大樹氏が、
「この場で学んだ物を社に持ち帰り、現場に落とし込んでいきたい。この場の皆さんと一緒に業界をよりよい方向に導けるよう頑張りたい」と挨拶した。