今回は特に未体験、スリープユーザーに対する訴求やスタッフのモチベーションアップについて力点をおいた内容。
第1部では(株)エンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏社長が、パチンコ店が嫌がられる理由として「怖い」「くさい」「うるさい」「お金がかかる」の4点を提示し、こうした悪いイメージをいかに払拭していくかが重要だと強調した。また、こうした問題が改善されても、それがユーザーに伝わりにくいという現状も合わせて報告。
「30代以上の半数以上はパチンコ経験があり、スリープユーザーの3分の2は条件が整えば遊技を再開していいと考えている。この層をいかに取り込むかがカギだ」と力説した。
また第4部では(株)I&Mタヤマ学校の山口憲彦塾頭が、
「人は『認められたい』という欲求を持っている。相手のどこを認め、自分のどこを認めてもらうのか。何を目指すのかを明確にするのが大切」
とモチベーションについて語るとともに、リーダーの資質について、
「リーダーには率先垂範が求められる。ポジションパワーによる強制では理念の構築は出来ない。説明ではなく、伝えることが必要だ」と訴えた。
この他(株)光球遊の佐藤啓介氏が遊技機の不正品、特に不正ICチップの実態について説明。また、ピーマップス・本田正豪氏による最新機種のゲージ解説が行われ、特に佐藤氏は最新の不正ICチップについて「クオリティが上がっており判別が難しくなっている。見抜く為には最新の情報を入手し、どの部分に手が加えられるかを予め知っておくことが不可欠だ」と警告した。