同機のモチーフは、人気コンシューマーゲーム『サクラ大戦』や『機動新撰組萌えよ剣』などを世に送り出したゲームメーカー「レッド・エンターテインメント」と共同開発したオリジナルコンテンツ。「恋愛シミュレーション・萌えスロ」がテーマとなる同機のストーリーでは、秘密組織に所属する3人のかわいい女子高生をメインキャラクターに採用。液晶演出で3人がミッションを成功できれば、プレイヤーはご褒美である3人との「デートタイム」が楽しめる。
基本となるゲーム性は、ボーナスを搭載せずARTの純増のみで出玉を獲得する前作『エアマスター』(09年2月導入)の性能をさらにパワーアップ。同機では純増0.4枚/GのAT「デートタイム(昼)」と純増2.1枚/GのART「デートタイム(夜)」とのループから出玉獲得が望める仕組みとなっており、デートタイム1回あたり約366枚の獲得が見込める。
発表会の冒頭には、今年5月1日に代表取締役社長に就任した若林忠志社長が壇上に立ち、「業界は厳しい状況にあり、ファンやホールの遊技機選定の目は一層厳しいものとなっている。ただ、弊社はこの状況をあえてチャンスと捉え、『個性への追求』『ジャンルの拡充』『エンターテイメント性の向上』の3つのテーマを持って開発力を強化していく。特に、今回はレッド社と新たなコンテンツ開発に取り組み、エンタテインメント性の向上に力を入れた自信作となっている」と挨拶した。
続いて、レッド社の山田浩生プロデューサーは、「これまではゲームコンテンツを中核とし、アニメや漫画など様々なメディアミックス展開を行ってきた。パチスロもそのひとつの可能性として以前から検討していた。他のメディアとは異なり、作品の導入部分を長くできないという縛りはあったが、『萌え』をテーマに分かりやすいキャラクター設定、展開でプレイヤーに楽しんでいただけるように仕上げている」と述べ、今後の展開に関しては、「携帯電話の着うた配信や動画配信サイトへの紹介動画などをスタートしていく」と発表した。