ダイコク電機、主力2事業の好調で黒字に転換

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 ダイコク電機は5月14日、2009年3月期(08年4月〜09年3月)の連結業績を発表。売上高は前期比43.4%増の522億8200万円、本業のもうけを示す営業利益は47億9900万円(前期は3600万円の損失)、経常利益は同540.5%増の49億9100万円、純利益は35億2300万円(前期は1億8700万円の損失)となり、大幅な増収増益を計上した。

 増収増益を牽引したのは、情報システム事業と制御システム事業の主力2事業の伸長。情報システム事業では、ホールコンピュータシステム『CII』を核とした情報公開機器やネットワークサービスなどの既存システムの普及を進める一方、新たに貯玉のデータをバックアップする新サービスも開始。また第4四半期に発表した情報公開機器『BiGMO』や台毎計数システム『楽pass』等が市場の評価を得た。この結果、同事業の売上高は前期比6.7%増の225億7200万円、営業利益は同37.4%増の28億9700万円となった。

 制御システム事業では、同社が企画提案に関わった複数の機種が市場で高い評価を受け、機種数および販売台数ともに前期を大幅に上回り、同事業の売上高は前期比109.9%増の281億7600万円、営業利益は同1284.9%増の41億1600万円に。アミューズメントコンテンツ事業は、携帯電話の新機種への買換需要低下の影響を受け、携帯電話ゲームの売上が減少したことで、同事業の売上高は前期比19.1%減の15億3300万円、営業損失2億5900万円(前期比1億3600万円減)となった。

 2010年3月期(09年4月〜10年3月)の連結業績の見通しについては、引き続き主力2事業の推進を図るものの、売上高は前期比10.9%減の466億円、営業利益は同45.8%減の26億円、経常利益は同45.9%減の27億円、純利益は同65.9%減の12億円の減収減益となる見込み。

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