SANKYOが5月13日に発表した平成21年3月期決算(短信)によると、連結売上高1878億7700万円(前期比33.0%減)、連結営業利益406億2600万円(同43.8%減)、連結経常利益449億円(同40.7%減)、連結当期純利益278億8300万円(同38.9%減)の減収減益となった。業界全体の市場低迷に加え、BISTYブランドの看板パチンコ機種『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ第5弾の販売スケジュールを延期したことなどから、パチンコ・パチスロともに販売台数が前年度を下回った。
パチンコ関連では、SANKYOブランド7シリーズ、BISTYブランド5シリーズを販売。特にSANKYOブランドの『フィーバー大夏祭り』(平成20年8月)、『フィーバー スター・ウォーズ ダース・ベイダー降臨』(平成20年11月)、BISTYブランドの『七人の侍』(平成20年8月)は積極的なプロモーション活動を行ったものの、販売台数は計画に届かなかった。また、同年度中の販売を予定していた人気シリーズ機の『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの第5弾「最後のシ者」については販売戦略を見直し、平成21年4月の販売に変更した。
パチスロ関連では、SANKYOブランドの『パワフルアドベンチャー』(平成20年5月)が3万8000台、BISTYブランドの『新世紀エヴァンゲリオン・約束の時』(平成20年9月)が9万台の販売となったが、投入タイトル数を絞り込んだことから販売台数は前年度を下回った。
平成22年3月期の連結業績の見通しは、売上高2700億円、営業利益670億円、経常利益700億円、当期純利益420億円。