東京・世田谷区の北沢遊技場組合(南栄二組合長/13店舗加盟)は3月17日、世田谷区に福祉車両2台を寄贈した。同組合は平成5年から地域貢献活動の一環として毎年2台の福祉車両を区に贈っており、これで累計寄贈台数は34台となった。
同日、世田谷区役所中庭で行われた贈呈式では、南組合長が「今年もこうして車両を寄贈でき、うれしく思う。地域の皆さんのお役に立てればと平成5年から続けている。区の推薦によって2団体に車両が贈られるが、十分に活用していただきたい」と述べた。
平谷憲明副区長は長年の寄贈に対し謝辞を述べたほか、「区では社会福祉の推進に全力を挙げている。北沢組合には引き続きご支援ご協力をお願いしたい」と要望した。
福祉車両は、区の福祉施設等支援事業助成審査会によって選出された特定非営利活動法人・SU総合企画の「ワークランド・フレンドパーク」(就労支援施設)と、社会福祉法人・世田谷ボランティア協会の2団体にそれぞれ贈られ、SU総合企画管理者の島田佳昭氏は「車両をフル回転させ、施設に通っている人たちの賃金を少しでも増やしてあげたい」、世田谷ボランティア協会の野田博二事務局長は「施設利用者の送迎のため、大切に使わせてもらいたい」などと感謝の言葉を述べた。