今回提案されたシステムは、パーラーの消費電力において大きな比率を占めるエアコンを省エネタイプのものに切り替えることによって、その削減を図ることを軸としたもの。日本環境設備は空調設備大手、ダイキン工業の代理店。
業務用エアコンは近年、省電力面での技術革新が進んでおり、10年ほど前の機種に比べ最新機種では60〜80%程度の消費電力が削減できるという。当然、消費電力の削減は電気料金にも反映される。
日本環境設備顧問の石橋正氏は、「リースを組んでも、その費用が電気料金のコストダウンと相殺される。大きな負担もなくCO2排出量削減に取り組むことが可能だ」とメリットを強調。機器の取り換え作業も営業時間外に行えば、営業に対する影響もほとんどないという。
また、同社・稲津雄治専務は「他業種に比べると遊技業界は消費電力削減の余地がまだ大きい。エアコンの取り替えを設備投資と捉えるのではなく、コストパフォーマンスを考えた施策だと考えて欲しい。エアコンは機械である以上寿命もある。老朽化した機器にメンテナンス費用をかけ使い続けるより、最新型に取り換えた方が、電気料金削減のメリットを受けられる。この点にも注目して検討して欲しい」と訴えた。