入替戦略に求められる攻め時、守り時の判断とは

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 ピーマップスは3月10日、都内で機械研究会を開催した。

 業界コラムニストのPOKKA吉田氏、ピーマップス執行役員の本田正豪氏、船井総合研究所シニアコンサルタント・青山真砂樹氏の3氏が講師を担当。

 特に青山氏は新台入替を巡るパーラーの戦略について、過剰な防衛意識から活動を停滞させると競争力の低下に繋がると指摘。パーラーの売り上げは統計からも堅調に推移しているにも関わらず、過度な不安から「打ち手」を間違え、自滅するケースが見られると警告し、適正な入替を考える上で重要なのは売上げの季節指数であると訴えた。

 売上げの季節指数とは文字通り、季節による売上げの変動幅を指すもの。パチンコの場合、1月、5月、7月、8月で売上げが年平均を上回る傾向があり、こうした顧客の投資意欲が高い「攻め時」に新機種を投入、逆に売上げの落ちる「守り時」には定番機種を強化するというセオリーを無視し、顧客の遊技意欲の低い時期に新機種を投入、本来季節要因による部分も大きい稼動の不調を「新機種の魅力低下」で片付けてしまうケースも散見される等と解説した。

 セミナーではこの他、吉田氏が「一物二価」や「事前点検確認」を巡る動きについて、本田氏が『花の慶次〜愛』等新機種のゲージ特性について解説した。

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