全日遊連が毎月実施している組合加盟店舗調査で9月末現在の全国パチンコ設置台数が4ヶ月ぶりに増台に転じる一方、パチスロの全国設置台数も6ヶ月連続の増台を示していたことがわかった。パチンコ、パチスロが同時に増台を記録するのも4ヶ月ぶり。
9月末現在のパチンコ設置台数は前月比624台増の288万2232台、パチスロ設置台数は同4631台増の131万5080台と報告されている。
パチスロは本調査が開始された07年1月以来、昨年7月に初めて増台に転じ、東日本大震災が発生した3月を除いて毎月増台を更新中だ。最後に減台が記録された昨年6月末現在の設置台数は125万3175台。この9月までの累計増台数は6万1905台で、この間の増加率は4.9%となっている。
パチンコは昨年5月を境に減台基調に移行。以降の増台は10年9月、11年1月、同5月、そして今回の9月と4回のみとなっている。減台基調に転じる前月の10年4月末現在の設置台数は294万5673台。今年9月までの累計減台数は6万3441台で、この間の減少率は2.2%となっている。
一方、9月末現在の営業店舗数は前月比2店舗減の1万1337店舗。営業店舗数は7月、8月と調査開始から初めて2ヶ月連続の増加を記録していたが、今回は再び減少に転じた。ただ減少幅は今年に入ってから最小となっており、今後の推移が注目される。