アクセル、Gチップは前年比微増の約31万個

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 遊技機(パチンコ・パチスロ機)を中心にグラフィックス・チップを提供しているアクセルは7月26日、平成24年3月期第1四半期(平成23年4月1日〜6月30日)決算短信(連結)を発表した。

 遊技機器構成部品のリユース(再利用)が本格的に浸透していることなどから、遊技機市場向けグラフィックス・チップの販売は約31万個(前年同期は約29万個)にとどまったが、従来製品から高付加価値を図った「AG-4」への移行が着実に進展。また、遊技機器市場に向けたその他製品に関しては、サウンドLSI製品(デジタル化された音声データを再生するための同社LSI製品)の販売数量が前年同期より減少したものの、LEDドライバLSI製品等は特定顧客の需要により、前年同期を上回る販売数量となった。なお、当1第四半期より連結対象となる100%子会社のニューゾーン(NZ社)に関しては、売上はなかった。

 この結果、第1四半期の連結業績は売上高19億4300万円、NZ社において研究開発費4億6800万円、販売費及び一般管理費全体で7億4200万円を計上したことにより、営業利益は3億4700万円、経常利益は3億5300万円、四半期純利益は1億8300万円となっている。なお、同社は今期から連結決算へ移行しているため、対前年増減率は公表していない。

 なお、通期業績予想に変更はない。平成24年3月期の通期業績予想は次の通り。
売上高82億円
営業利益9億5000万円
経常利益9億5000万円
当期純利益5億5000万円

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