女性を活かす、女性の定着する職場環境とは?

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 ゼロングループのZHP研究所は8月24日、都内で「女性の活用を考える」をテーマとしたセミナーを開催した。
 
男女を問わず優秀な人材の活用が求められる昨今だが、パチンコ企業においては女性社員、特に相談できる女性の上司が少ないという問題を抱えている。こうした問題解決の一助とすべく、同社ではパチンコ店女性スタッフ同士の交流・意見交換を図る「女子会」を開催してきたが、「女性だけでは根本的な問題は解決しない」として男性スタッフを対象とした今回のセミナーに繋げた。講師は自らもパチンコ店での勤務経験を持つ同社コンサルタントの角雅江氏が担当。

 セミナーでは女子会でのアンケートから「女性が働きやすい職場」「女性が働きにくい職場」の条件等を集計。「男性が『女性が働きやすい』と思っている条件との乖離などを明らかにした他、満足要因として「やりがい」「仕事の目的理解・納得」「責任感」、不満要因として「労働条件」「福利厚生」「職場環境」を挙げ、女性スタッフ定着のためには満足要因を高め、不満要因を減らす努力が必要だと強調。また定着を阻害する不満要因は入社直後には「人間関係(挨拶等)」や「バックヤード(きたなさ、タバコ)」、仕事に慣れた頃には「キャリアアッププラン」「目的やルールの明確化」などと、時系列的に変化すると説明した。

 こうした傾向を踏まえた上で女性スタッフを定着させ、有能な人材を引き上げるためにも「ロールモデル」作りが大切だとし、そのためには女性の強み、弱みを知り、女性の特性を活かした仕事での育成などを提案した。

 なお同社では9月8日、(株)プロテラスとの共催で販促・広告等をテーマとした店舗強化セミナーを開催する。

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