冒頭でマーケット戦略室・長谷川崇彦室長は現在のパチスロ市場について、「5号機市場も円熟味を増してきた。選択肢の広がりがユーザーの時間、金銭的余裕、気分によって遊び方を変える、そのニーズを満たせるようになってきたからではないか」と分析。
同社においてもあらゆるニーズに対応できる製品ラインアップを整えるべく、パチスロ機については主流のART機、根強いニーズのあるAタイプに加え今回発表した『ミリオンゴッド〜神々の系譜』のような新タイトル、また周辺機器でもドル箱不要の新システムやホール設置後にソフトを選べる新発想のデジタルサイネージを発表した。こうした周辺機器の発表について長谷川室長は、
「遊技機と周辺機器はこれまで別組織だったが、どうすればホール、ユーザーに喜んでもらえ、扱いやすいものとなるのか、両者の垣根を払い、1年かけて開発してきた」と説明した。
『ミリオンゴッド〜神々の系譜』についてはマーケット戦略室の山本学氏が説明。
同機は1セット100ゲームで約240枚獲得可能なART「GOD GAME」がメインのゲーム性。ボーナスは搭載していないがARTの獲得枚数が現状のビッグボーナスによる純増枚数を凌ぐうえに、ART消化中のセット数上乗せや消化後の「G-ZONE」中に引き戻しも期待できる。まだ、同機の象徴とも言える「GOD」図柄入賞時には複数のストックを獲得する。納品は6月下旬開始予定。
上が貸メダルの受け皿で、
下が持ちメダルの投入口。
上が貸メダルの受け皿で、
下が持ちメダルの投入口。
一方、業界初登場となるメダル各台計数システムはメダル貸サンドに計数機能を搭載。これに伴いセキュリティ強化のため営業中でもリアルタイムで誤差玉・持ち込み玉を監視できるよう、サンド毎に着席センサーや顔認証システムを導入した。
貸玉、計数、持ち玉の払い出し等は各サンドの液晶タッチパネルで操作。持ち玉・貯玉数は液晶パネルに表示する他、今回発表したデジタルサイネージ「ホットスタジアム」と連動の上表示させることが可能。ICカードにはパチンコ・パチスロ合わせ8種類までの貸玉単価による持ち玉・貯玉情報を書き込める。
「ホットスタジアム」はファルコン.Xと連動する他、各種アラートやデータ表示、大当たり時の各種演出などを表示、また、ファン向け雑誌を発行する辰巳出版と連携、同社特設サイトより機種情報をダウンロードすることで新機種の遊技説明も逐次表示可能だ。