遊技業界有志で結成する「島田療育センターを守る会」(稲葉憲司代表)では2月15日、都内の地区組合など47団体から寄せられた平成22年度分の募金575万4369円(同日時点)をセンターへ寄贈した。
東京・多摩市にある島田療育センター(木実谷哲史院長)は昭和36年に設立された日本初の重症心身障害児(者)施設。設立にあたっては当時の東京・日本橋遊技場組合長だった故・島田伊三郎氏が1万数千坪の土地を寄付するなど、業界とゆかりが深く、昭和50年には業界有志が「島田療育センターを守る会」を発足させ、毎年、センターに寄付金を贈呈している。なお、22年度分を含めた累計寄付額は2億2100円超となった。
「守る会」の稲葉代表は「我々の活動をさらに認知してもらい、活動の輪を広げていきたい」と述べたほか、今年はセンター設立の50周年にあたることから「40周年の時にはセンターのシンボルマークを作り、Tシャツなども寄贈した。50周年でも何かお手伝いしたい。院長などと相談して決めていきたい」と語った。
木実谷院長は「お金だけでなくセンターのお祭りやクリスマス会への協力など物心両面の支援をいただき、深く感謝している」と感謝の言葉を述べた。