10年の不正改造検挙事案、9月末までに4件

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 昨年2010年中に検挙された遊技機の不正改造事案が同年9月末現在までに4件で推移していることがわかった。1月21日に全日遊連から業界マスコミに配信された警察庁保安課の加藤達也保安課長の行政講話(要旨)に明記されている。

 この中で加藤保安課長は直近3年間の検挙件数について08年20件、09年12件、そして昨年は9月末現在までに4件と、年々減少していることを報告。「不正に強い遊技機づくり」「不正情報の収集」「立入検査」等の対策が奏功したとの見方を示すとともに、とくに遊技産業健全化推進機構による店舗立入を高く評価。「検査店舗数が1万店舗を超えるなど業界内に確実に浸透しており、この立入検査を端緒に検挙した事例も(立入検査が開始された07年4月以降の累計で)10件に上るなど、その成果が着実に上がっている」と述べている。

 ただ加藤保安課長は立入検査を営業妨害などとして拒むホール側と検査員と間のトラブルが発生する事例が昨年中に2件起こっていた点を厳しく指摘。「今後、同種事案が発生することのないよう対処していただく必要がある」と釘を刺している。

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