サミー、フィールズ2社合同就活セミナー開催

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合同就活セミナーには約90名の学生が参加。

 サミー、フィールズ2社合同就活セミナーが1月10日、東京・新宿にあるゲーミング&エンタテインメント ビジネススクールで開かれ、2014年3月の新卒予定の学生ら総勢約90名が参加した。

 合同就活セミナーではまず、G&Eビジネススクールの吉田永学校長による基調講演が行われた。この中で吉田氏は、労働生産性は職種や業態によって変わるものの、業態別の収益性や企業の成長力を見る物差しの一つとして重要な指標になると述べ、「知名度だけで決めるのはどうか? 現にバブル崩壊後は金融業界で再編に次ぐ再編が相次いだ」と指摘。一方、パチンコ・パチスロ市場についてはデフレ下にあって1円パチンコなど低貸玉営業が増加傾向にありながらも約19兆円の市場規模を有していることや、また公共事業への積極的な財政出動や物価上昇率を2%に設定するインフレターゲットの採用を目指す安倍政権の経済政策(アベノミクス)への期待感から「今後パチンコ・パチスロ市場も全体的にインフレ基調にぶれていく可能性がある」との考えを示した。その上で吉田氏は、「重要なのは、自己実現できるかどうか。その会社で何ができるのか、何を貢献できるのか、そういう視点を大切に就職活動に臨んでほしい」と結び、学生たちにエールを贈った。

 企業説明会では、はじめにフィールズ側から行われ、漫画、アニメ、映画、ゲームなど、多面的なマルチユース展開を通じてコンテンツファンを拡大、パチンコ・パチスロを含めたマーチャンダイジング展開で、IP(知的財産)の価値最大化を目指す同社のビジネスモデルを示すとともに、2011年11月に小学館クリエイティブと提携、創刊した『月刊ヒーローズ』を舞台にオリジナルIPの創出に取り組んでいることが説明された。

 続くサミーの説明会では、セガサミーグループの中で、同社がパチンコ・パチスロの製造・販売の特化部門を担う位置づけにあることを改めて説明。また市場が求めるパチンコ・パチスロづくりには旺盛なチャレンジ精神や、トレンドの変化にどう対応すべきか自ら考えることのできる主体性、さらに人に喜びを提供するビジネスを携わっていることを自覚したエンターテイナーとしての心構えが必要になると説明し、同社が求める“人財像”について触れていた(サミーでは人重視の企業姿勢に基づいて人材ではなく人財と表現している)。

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