パチスロ問題の情報、阿部理事長が冷静な対応促す

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 全日遊連の理事長を兼ねる東京都遊協の阿部恭久理事長は6月5日、会長を務める都遊連第八ブロック協議会の総会に出席し、警察庁から取扱いの見直しを求められている新基準に該当しないパチスロ機をめぐる動向について、「間違った情報に踊らされないようにお願いしたい」と述べ、冷静な対応を促した。

 阿部理事長は6月2日に日電協と新基準に該当しないパチスロ機の問題について会議を行ったことを報告。日電協からの提案については「内容がなかった」などと述べ、現時点では、全日遊連として一切応じていないことを強調した。あわせて、「ホールが協力できる内容を(日電協に)提出するよう話をしている」などと状況を報告した。

 その上で、「インターネット上には様々な情報が流れているが、そういった情報に惑わされないようにお願いしたい」と忠告。正しい情報は組合を通じて通知していくとの方針を伝え、「分からないことは組合を通じて確認してほしい」と促した。

 さらに、6月2日の日電協との会議当日、会議よりも先に撤去スケジュール等と称した資料がインターネット上に流れたことについて、「日電協の情報管理の甘さに愕然としている」などと苦言を呈した。

 また、業界がカジノなどのギャンブルとは異なる、娯楽、遊びの業界であることを世間に認知してもらうためにもメーカーとホールが遊びやすい環境を整えることが重要だと述べ、「そういう意味では、高射幸性遊技機を外していくことは業界が変われるチャンスだと捉えるべきではないか。ピンチだと嘆いても前に進まない。起こったことをどうプラスにしていくか。乗り越えていかなければ未来はない」などと話した。

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