くぎ確認シートの中古移動時の使用は3月の中古機流通協議会で決定、構成団体(全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商)に通知していた。
中古移動時にくぎ確認シートを利用することに伴い、中古ぱちんこ遊技機等点検確認受渡書を一部修正、納入業者(販社)は同書にホールから受領確認の証明を得た上で、くぎ確認シートをホールに引き渡す。
中古移動に際し、くぎ確認シートは取扱説明書とともに設置元ホールから納入業者経由で設置先ホールに渡されるが、複数の設置先に分割移動され、くぎ確認シートが不足する場合は、販売元のメーカーもしくは一次代行店から入手することができる。
「くぎ確認シート」は新台納品時の設置確認や部品交換後の点検確認の際に遊技くぎの目視確認を補助する透明シート。盤面にかざすやり方で「くぎの位置」確認に用いられる。
検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機を出した反省から遊技機メーカー団体(日工組等)は昨年4月の新台納品分からメーカーの設置責任を厳格化。新台設置時及び部品交換後の点検確認を強化し、検定機と性能が異ならない状態での納品(型式保全)に取り組んでいた。
くぎ確認シートはこうした取り組みをさらに強化するもの。今年4月1日以降に納品が開始される新台設置から使用が開始されていたが、中古移動時の点検確認にも使用が拡大されることになった。