都遊協が経営者研修会、「健全な遊技」を再確認

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都内ホール経営者ら約900名が出席した。

 東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は10月22日、都内で「遊技場経営者研修会」を開催した。今年で13回目となり、都内のホール経営者ら約900名が出席した。

 開会にあたり阿部理事長は、「この研修会は、組合員企業の経営者が一堂に集う唯一の機会。この場をかりて、東京都の組合員が一丸となる場としたい」と挨拶。また、遵法営業をはじめ、のめり込み対策、一般入賞口に全く玉が入らない遊技機への対応、全日遊連が定めた新基準に該当しない遊技機の設置比率の目標に向けた取り組みなどに対しても、「責任ある行動に努めていただきたい」と述べた。

 行政講話では、警視庁保安課風俗係の新井一実係長が、「射幸性を抑える取組みの推進」、「負の側面への積極的な対応」、「中古機流通制度の適正な運用」、「暴力団排除と犯罪の未然抑止」の4点に言及し、「負の側面への積極的な対応」では具体的に、不正改造の問題、賞品買取り問題、等価交換規制、広告宣伝等の健全化について指摘した。

 また、特別講演ではタレントの島田洋七氏が「元気、勇気、やる気」をテーマに、大ヒット著書「佐賀のがばいばあちゃん」の制作秘話や自身の人生の浮き沈みなどを披露。辛いこと、苦しいことが起きた場合には「気付かないこと」などとアドバイスし、厳しい環境に直面する業界を明るく元気づけた。

 その後の経営セミナーでは、ダイコク電機の服部祐治氏が「時代の変化に対応したデータ管理と遊技環境」と題し、都内で11月から実施される金賞品の値上げを見越した営業のポイントなどを解説した。

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