近年のパチンコホールの集客施策は、ライターや演者等による来店取材などが主流だ。こうした施策は一時的な盛り上がりは得られるが、そこで得られたユーザーは他店にも流れやすく、長期的にファンを増やしていくことにはつながりにくいといえるだろう。
そうした中で注目すべきは、建築デザインが果たす役割だ。地域の街並みや文化に配慮した建築デザインは、地域に親しまれ、新たなファン層を取り込み、中長期的なファン獲得につながっていく。
ある民間企業の「建築デザインと集客に関する調査」（※以下の円グラフ参照）によると、店舗を利用する上で建築デザインを重要視している人の割合は76.7％となった。一方で、55.9％の人が店舗の内装デザインによって利用意欲を低下した経験が「ある」と回答しており、建築デザインはユーザーの利用や来店に大きく影響することがうかがえる。
デザイン性に優れた店舗は、集客だけでなく、従業員の働きやすさにも好影響を与える。本企画では、パチンコホールに精通し、地域との親和や新規ファンの誘引、既存ファンの固定化に導く「新しい建築デザイン」をカタチにする3社を紹介する。
【掲載企業一覧】
※画像をクリック・タップで拡大閲覧できます
オオキ建築事務所
双葉デザイン
大都販売
