パチンコホール専用スマートフォンスタンド
『スマートポジション angler』
設備機器メーカーの株式会社グリフィン(名古屋市)は1月、ホール専用のスマートフォンスタンド『スマートポジション angler』をリリース。全国初導入を果たした《玉屋409雑餉隈(ざっしょのくま)》(福岡市)を取材した。
「ながら遊技」を簡単 かつ快適に楽しめる
『angler』は、アームの長さが驚異の「300㎜」に設計されており、プレイヤーが自分の好みの位置に「自由自在」に調整・固定できるのが最大の特長だ。アーム部分には、柔軟性の高い特殊素材が用いられ、丈夫さと操作性を両立。さらに、スマホ置き部分は細めのタイプへの変更も可能で、あらゆるデバイスに対応する設計となっている。これにより、プレイヤーは動画を見ながらの「ながら遊技」や、ユーチューバーや演者による動画撮影などを簡単かつ快適に楽しむことができる。
株式会社グリフィン製の多機能間柱のオプションとして間柱に取り付けた固定タイプが基本となるが、後付けができる吸盤タイプ、そしてビス止めや両面テープを用いたタイプなどをラインナップ。間柱に加えて、遊技機上部の幕板などにも取り付けられるため、設置場所の自由度が非常に高い。この点も「自由自在」のキーワードにふさわしい特長だ。
数十種類から選んで圧倒的に優れていた
全国初導入を果たしたのは、2024年12月20日にグランドオープンした福岡市の《玉屋409雑餉隈》だ。
「玉屋グループとして実に8年ぶりの新規出店となる当店では、お客様が遊技をしながらより一層楽しめる空間を提供したいと考えました。現在、お客様は若年層の方を中心にスマホを見ながら、もしくは動画撮影をしながら遊技するのが当たり前のスタイルになっています。そこで、目玉の設備としてスマホを置くスタンドを全404台に導入することになりました」と話すのは同店の内海裕治店長。
そして『angler』を採用した決め手については「数十種類以上のスタンドを試しましたが、好みの位置にしっかりと固定できるアームの自由度、そしてどんなに繰り返し曲げても問題のない耐久性など、あらゆる面で『angler』が圧倒的に優れていました。アーム部分が棒状でスタイリッシュな形状のため空間の雰囲気を損ねることなく、すっきりと見せられるのも良いと感じました」という。
一方で内海店長は「間柱に対してほぼ垂直にアームを曲げることができ、台の開閉時はもちろん、店舗スタッフで行っている入替作業時にも干渉しづらい設計になっており、この点も非常にありがたい」と業務効率面についても高く評価している。
パチスロ増台時の部分導入にも最適
昨今の市場トレンドとしてパチスロ(スマスロ)島を増設するケースが多いが、増設した1BOX分や2BOX分に『angler』を部分導入し、コーナーのプレミアム感を創出するのも有効だ。「自由自在」をテーマにした『angler』は、単なる遊技補助ツールを超えた存在といえる。
株式会社グリフィン
電話:052-709-7033