『Lモンスターハンター』が高稼働を維持、メイン機として活用できる可能性も

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メイドインサービスは12月13日、同社が運営する店舗診断サービス『SIRIUS』の会員ホール企業向けに、第31回パチスロ定例セミナー「11月振り返り〜市場動向確認~」をオンラインで開催した。講師は事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任が務め、11月の市場動向、新台および注目機種の分析結果、並びに12月への運営アドバイスを示した。

11月はスマスロが新たに約30,500台を導入し、月末時点で設置シェア約48.8%に到達した。池上氏は「12月は新台の導入規模をさらに拡大し、既存スマスロ機と新台が稼働シェアを争う展開になる」と指摘した。そのうえで「ライト層が増える年末シーズンに対応するため、既存メイン機の設定配分をワンランク上に調整することが必要だ」と助言した。

同月におけるパチスロ市場全体の平均稼働は9,951枚(前月比+127枚)、平均売上28,804円(同+176円)、平均粗利3,732円(同+9円)、平均粗利率13.0%(増減なし)と、全体的に微増傾向を示した。池上氏は「稼働が増加した背景は明確ではないが、新台の影響が大きい可能性がある。粗利はほぼ横ばいで、12月の"粗利月間"に向けて良好な状況だ」とコメントした。

最新機種の分析では、12月導入の新台が控えるなか、導入開始から3週目を迎えた『Lモンスターハンター』が唯一、稼働・業績面で新台勢と拮抗している点を強調した。同機は初週からの稼働下落率が低く、3週目まで稼働22,000枚を維持している。勝ち率も35%台と高く、引き続き稼働の下落率を小さく抑えればメイン機として活用する可能性があると分析した。一方で、出玉性能(差玉)については「コイン単価3円前半のマシンとしてはやや弱く、5,000枚オーバー率が6.5%と物足りない」と指摘した。

同社では今後もWEBセミナーを実施し、市場分析や店舗運営のヒントを会員企業に提供する予定だ。最新の開催情報は同社公式サイトで確認できる。

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