【パチンコホール経営支援特集】年末年始営業を攻略せよ！～成功のカギ握る最強販促策～

パチンコホールにとって最大級の集客が期待できる「年末年始営業」。この時期の成功が2025年以降の営業の成否を左右する。今後もファンから選ばれるお店となるためには、何より店舗イメージの向上が大切だ。そのためには、ファンニーズを満たしたホール作りとともに、効果的なプロモーションが欠かせないだろう。集客力を最大化する集客・販促ツールを一挙紹介したい。

下の図表は2024年1月から9月におけるパチンコ・パチスロそれぞれの売上、稼働（アウト）、粗利の推移を示したものだ。見て分かる通り、年間を通して売上や稼働等に期待できる時期の一つが「年末年始」である。

改刷対応などで疲弊が続いたホール業界だが、一方でこれらの大型投資案件を終えて今年の年末年始を迎えるホール企業も少なくない。また遊技機市場は堅調なパチスロに加え、ゲーム性の多様化により明るい兆しがパチンコにも見え始めている。的確な営業方針のもと、自店を効果的にアピールすることで、2025年のスタートダッシュに弾みを付けたいところだ。

集客力の差はより大きなものに

しかし、これまでと同じ営業手法では、十分な集客効果を期待するのは難しいのも、また事実。特に今の時代、良いお店とそうでないお店における集客力の差は、より大きなものになったと語るのはホールコンサルティングを手掛ける㈱PRCの中田藤生代表取締役だ。「SNSの浸透などもあり、評判の良いお店には、ものすごい数のお客様が集まる分、それ以外のお店の集客はむしろ難しくなっています。特にパチスロは、どこまで還元できるかがポイントです」と話す。

1人でも多くのファンから支持を集める店作りには、支持を集める根拠となる明確な店舗コンセプトが必須となり、その上で、自店の良さを周知する必要がある。幸いなことに、今の時代には店舗のコンセプトや良さを伝えるための手法やツールが豊富に存在する。具体的には、WEB広告やサイネージを活用した店舗内外の装飾などが効果的だ。