北電子の体験型稲作プロジェクト「米ジャグラープロジェクト」、第7期が始動!

投稿日:

福島県いわき市で行われた「米ジャグラープロジェクト」の模様。後列左から2人目が、北電子の小河光弘取締役。

北電子はこのほど、東日本大震災で被害に遭われた地元農家を応援する取組みとして、2018年から展開している体験型稲作プロジェクト「米(マイ)ジャグラープロジェクト」の第7期をスタート。福島県いわき市、宮城県東松島市で田植えを実施した。5月25日の福島県いわき市、5月27日の宮城県東松島市での田植えの模様をレポートする。

「いわきFC」選手、地元の子どもたちを招待

525日には、福島県いわき市にある白石ファームで田植えを実施した。田植えには、北電子の小河光弘取締役が参加したほか、いわき市内で子どもたちに対するサポートを行う「はまどおりサポートちるどれん」(田子恵子代表)を通じて募った子どもたち15名、地元プロサッカークラブで北電子とトップパートナー契約を締結しているJ2「いわきFC」からパク・ジュンヨン選手、棚田遼選手の2名を招待。子どもたちと触れ合いながら約1時間、田植えを体験した。

 

今回育てるのは2000年に福島県で育成された酒米「夢の香(ゆめのかおり)」。米の中心の白濁している部分「心白」の発現が良好で、良質の酒造好適米品種となっている。田んぼの広さは一反(10アール)で、およそ400kgの米が収穫できるという。

小河取締役は「東日本大震災による風評被害の払拭がまだまだという状況の中、私たちに応援できることを模索し、米ジャグラープロジェクトは始まった。今年で7回目を数えるが、継続するごとに現地の方々との輪が広がり、一緒に地域を応援ができているという実感が強くなっている。お子様世代にアプローチするのが難しい業界ではあるが、いわきFC様により幅広い世代の方々と一緒にこのような活動ができていることに対し、感謝申し上げたい」と想いを語った。

田子代表は「昨年参加させていただいたことを契機に、今年も子どもたちの田植えに対する熱量が高かった。子どもたちが貴重な経験をする場を提供いただき、感謝しています」と謝意を述べた。いわきFCの棚田選手は「日頃子どもたちと接する機会が少ないので、いい経験になった。元気いっぱいの子どもたちに触れ、自分たちもパワーをもらえた」と感想を語った。

小河取締役(右)も田植えを体験。「空気、水、土を一度に感じることができ、楽しい時間だった」と話す。

日本唯一の品種「かぐや姫」の伝統を今年も守る

527日には、宮城県東松島市で農業を営む木村さんの田んぼを借りて田植えを実施した。育てる品種は日本で唯一、木村さんしか作っていない「かぐや姫」。収穫が11月下旬頃になる極晩成品種といわれ、作るのに手間隙がかかる分、あっさりしていて品の良い甘みがあり、飽きのこない味わいが特徴だ。

 

田植えではトラクターに乗り込み、セットした稲を6列ずつ、約15センチ間隔で植えていき、約45分で二反の田んぼ一面にびっしりと苗が植えられた。木村さんは「今年も北電子さんと一緒に『かぐや姫』を作ることができて嬉しい。昨年収穫したお米は、(宮城の)子ども食堂に寄付され、子どもたちが美味しく食べてくれたと聞いた。お礼の声も届いており、生産者冥利に尽きる。今年もお米が出来るのが楽しみです」と話してくれた。

今年もいよいよ始まった「米ジャグラープロジェクト」。収穫から精米・加工まで見守っていきたい。

-業界ニュース, 社会貢献
-,

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5