空調・省エネルギーシステムの開発などを行う株式会社未来のコト(中農竜二代表取締役)は5月17日、大阪府八尾市に移転した新事務所の開所式を開いた。
新事務所は、JR志紀駅から徒歩3分の場所に立地。建物は2階建てで、1階には最新の空調・省エネルギーシステムの研究設備を設置し、より最適な空調システムの実現を目指す。研究Labは今年8月から稼働予定。
開所式で中農社長は、詰めかけた関係企業の出席者に対し、これまでの支援と協力に感謝の言葉を述べた上で、「これからも未来を見続け、未来の一歩先を創り続けていく会社でありたいと考えている。空調・省エネルギーシステムにより、未来の子ども達に出来る限り、長く幸せな環境を残していきたい」と想いを語った。
また、刷新した企業ロゴマークと新たに作成した企業キャラクターを披露したほか、今後は「環境エネルギー」「ヘルスケア」「ライフスタイル」の3つをコア事業に事業展開していくことを発表した。
特に環境エネルギー事業では、これまでパチンコ店など大中規模施設に展開してきた空調・省エネルギーシステムを、飲食店やドラッグストアなどの小規模施設にも展開する。今年9月からは、病院や学校、介護施設向けにVOC(揮発性有機化合物)対策の換気制御システムを大阪産業環境研究所と共同開発するほか、2025年1月には省エネの更なる最適化を目指して蓄電池マネジメントシステムを開発していく方針を示した。
来賓では、関西みらい銀行の海透俊将支店長、(公財)大阪産業局の多賀谷企業支援事業部長が祝辞を述べ、前途を祝した。