遊技産業に関わる13団体が共催する「パチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会」が1月30日、都内港区の第一ホテル東京で開催され、200名を超える業界団体幹部らが出席した。
会では、13団体を代表して、全日遊連の阿部恭久理事長、日工組の榎本善紀理事長、日電協の小林友也理事長がそれぞれ挨拶した。そのうち、冒頭に登壇した全日遊連の阿部理事長は、1月1日に発生した能登半島地震の被災者に対するお見舞いの言葉を述べた後、「新型コロナの5類化移行に伴い、人々に活気が戻りつつあるが、この3年間で全国のホール数が大幅に減少し、この間パチンコ、パチスロから足が遠のいてしまったファンの回復には至っていない。現在はモバイル端末の普及により、自宅で余暇を過ごす人も多くなっている。私たちはネット空間では味わえない、実店舗に足を運ぶ遊ぶというパチンコ、パチスロの持つ魅力を最大限に活かし、癒やしと楽しみの空間を提供していかなければならない」と呼びかけた。
来賓として挨拶した遊技産業議員連盟会長の田中和徳衆議院議員は、風適法に組み込まれている遊技業のあり方について従前からの考えを改めて示したほか、警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長は、業界の健全化に向けた取り組みや、各種社会貢献活動について敬意を表しつつ、今後も業界とコミュニケーションを取り、健全化に向けた様々な施策を推進していきたい意向を表すなどした。
