遊技客の呼出をスタッフが装着する腕時計に通知し、迅速な対応をサポートする腕時計式・電波表示システム『RYT-100』。導入店では副次的な効果も生まれ、全体の業務効率のアップにつながっている。
新人も使いやすく 呼出履歴も表示
『RYT-100』は、台の呼出ランプなどの呼出をスタッフが装着する腕時計に振動で知らせるシステム。来店客からの呼出をスタッフがいち早く察知することで、迅速な接客対応が可能になる。
設置台数1515台を構える名古屋の有力店《キング観光サウザンド名古屋駅柳橋店》は2023年11月21日から同システムを導入した。
同店の近藤一城店長は、「これまでは台の呼出は、各スタッフのインカムに台番号が通知される仕組みでしたが、インカムだと聞き洩らしや台番号が覚えられないケースがあり、お客様をお待たせしてしまうこともありました。このシステムでは、どこで呼出があったのか、島単位で通知され新人スタッフにも分かりやすく、対応が終わっていない呼出は履歴が残るため見落としがなく、しっかりと対応できる点が良いです」とメリットをあげる。
また、設置台数が多く、高い稼働を誇る同店では数十秒おきに台の呼出が入る状況で、これまでのインカムによる通知では、他の業務連絡と混線するケースがあり、重要な連絡の聞き洩らしなどがあったという。同システムによって台の呼出通知を腕時計のみにした結果、インカムの混線が解消され、スタッフは接客対応のほか、清掃活動や重要な業務の対応に集中できるようになり、業務全体の効率があがったという。
「人手が集まりにくい中、このシステムで今いるスタッフの業務を効率化し、働きやすい環境を作っていきたいです」と近藤店長は期待を寄せている。